30歳になるとき、一生童貞のままだという危機感を覚えた。
「ソープランドへ1人で行ってみる!」
こんなところでもちっちゃなプライドが邪魔をする。
「風俗で童貞卒業するのはどうなのか。」
もう一度考えて、思いついた。
「出会い系を使って、割り切りで出会えば、風俗じゃない!」
真剣に口コミを読み漁ると、お金があれば、PCMAXで簡単に出会って、セックスできること知った。
ひとまず、出会い系でダントツ口コミもよいPCMAXで年齢確認を。
自身のプロフもまだなのに、アダルトの掲示板へ。
身近にいる女性たちでも、出会い系の中だとこんなにもエロいなんて。
これは迷っている暇はない。
完全な男になるために、一歩を踏み出して殻を破るぞ!!
自分より年下の女の子に童貞と話すのは、恥ずかしいため
同年代である30代の女の人で検索をすることに。
年齢は関係ない!とりあえずSEXがしたい!!
まずは、セミロングの茶髪のアバターのるみ(仮名)にメールをしてみる。
※新規会員になったので、おためしで無料メールができた。
「はじめまして。おいくらでしょうか?」
「いくらくらいが良いですか〜?」
割と早い返信がきた。
童貞を捨てることが出来るのなら、金額はいくらだって良い。
「3万円はどうでしょうか?」
※実際の相場はもう少し安い(15000〜20000)みたいだけど、
この時僕は焦っていたので安くて拒否されるのがこわかった。。。
「可能です。△△△△のコンビニで場所はいいですか?何分後に待ち合わせできます?」
「30分ほどでいけます」
アダルトな掲示板の「今すぐ会いたい」だったので、話は早く進んだ。
こんなにも早いものなんだ。
待ち合わせの場所に5分前に着いた僕はトイレで用を足す。
緊張がすごい。
便座で座りながら、メールをした。
LINEを交換する前だったから、PCMAXからメールを。
「コンビニにつきました。」
「私ももう直ぐです。」
トイレを済ませると、1人の女性がスマホを持って向かってきた。
女性はアバターと同じようにセミロングに茶髪、巻き髪で例えるなら
フィギュアスケート選手の安藤美姫似。少し太めだった。
多分この子がルミだ。
あまりタイプではないが、緊張していた。
コンビニで男は僕一人だったので、その女性は声をかけてきた。
「はじめまして。PCMAXの△△さん?いきましょう」
「え、あ、はい。」
自分より年齢が上の女性が敬語を使っているのに慣れなかったが
僕がお客さんのようなものだから、それが普通かと納得した。
それから僕はルミを車に乗せた。
初対面の男の車に乗るのって、こわくないのか?と考えながら、
車の中で童貞であることを伝えた。
匿名で、初対面な身近でない関係だから、ちゃんと言えた。
「実ははじめてなんです。」
「出会い系ですか?割り切り?そういう人はいっぱいいますよ〜」
「いえ、セックスをしたことが、、、」
「あ〜そうなんですね。大丈夫ですよ〜安心してください♪」
自分の友人の前では、嘘をついて見栄を張っていたが、関係が薄い彼女にはなんでも話せた。
受け答えが優しいので、好きになりそう。
はじめてのラブホで、なにをしたら良いか全然わからず、
ルミがしっかりとリードしてくれた。
「安いお部屋をとりますね〜」
パネルには2時間休憩が3800円の表示の部屋が選択されていた。
部屋にはテレビとベットあるだけ、薄暗いが安いのに綺麗だなという印象。
僕はまず、約束のお金を渡そうとしていたが、
「あとで大丈夫です。とりあえず、お風呂に入っちゃいましょう」
ルミはお風呂の準備をしてくれた。
約束の前にシャワーを浴びていたが、言われるままお風呂が沸くのを待っていた。
「入りますよ〜」
なにも気にせず、服を脱ぎ出す。
あまりにもすぐ服を脱ぎ出すので、少し驚いた。
女性の裸を目の前で見るのは母親以外、はじめてだったので、もうすでにムスコがすごいことに。
それを見られないように、恥ずかしがりながら、僕も服を脱ぐ。
お風呂の中では、会話は特になかった。
ルミはシャワーを浴びると、先に上がってしまった。
そのあと自分がでていくと、ルミはベッドで服を脱いだまま座っていた。
電気がより一層暗くなっていた。
緊張が止まらない。
自分も全裸で、、、と思ったが、一応ガウンを切ることにしてベッドへ。
ベッドで横たわると、何も離さず行為が始まった。
はじめてのキス。
とろけそうになり、頭はもう真っ白。
女の人の唇って、こんなにも気持ちいいんだ。
キスの時、鼻が当たることを初めて知った。
ルミは僕の手をとり、胸を触らせてきた。
これが、女性のおっぱい。ルミの胸はすごく柔らかくて、あったかい。
僕はおもむろに、体のあちこちを触りはじめた、
ルミの奥はかなりしっかりと濡れていた。
指で軽く触ると、ここに入るのかと、興奮がさらに増してきた。
指を奥へ進めたが、どうしたらいいかわからなくて、止まってしまった。
そのとき、ルミが僕のをしゃぶりはじめた。
「ジュボ。。。」
気持ち良すぎる。。。。!
今、射精してしまったら、童貞を卒業できないままになる、
本能で、腰を引いてしまった。
「大丈夫?痛かった?ごめんね」
プライドもなにもない僕なので「いえ、あの、出ちゃいそうだったので」
伝えると、ルミはスムーズにゴムを丁寧に装着してくれた。
ルミの上に覆いかぶさって、中に入れようとするが、場所がわからない。
迷っていると、ルミがリードしてくれた。
手を添えてもらい、ゆっくり腰をおろす。
ちょっとずつ、僕のチンコが体に入っていく。
徐々に根元まで入り、僕の腰がルミの上へ。
言葉にできないほど、すっごく気持ちいい!!
ルミの中はあったかい。手や口とは全然違う感覚。
腰が動いていなくても、緩んだり、締めたり、まとわりつく。
これがSEXなんだ!
感動をして、腰を思いっきり動かしたいが動かし方はいまいちわからず。。。
すると、ルミが僕が動きやすいように腰を浮かす。
なるほど!動きやすいぞ!
少し腰を振りはじめ、角度を変えてみた。。。その瞬間。
気持ち良さが頂点に。すぐに発射してしまった。。。
中に入っている時間は1分もなかったが、これは一生覚えている経験だ。
「気持ちよかったですか?」
と、ルミが抱きしめながら聞いた。
「うん。ありがとうね。でもちょっと泣きそう・・・・」
無事に童貞を捨てることができ、ルミを好きになってしまった。
SEXを終えると女性を好きになってしまう気持ちがわかった。
でも、これは「割り切り」なのだ。
本日、はじてめ男らしく立ち、コンドームを装着したまま、お金を約束通り渡す。
「今なの?w」
そう言いながらも受け取り、お金をしまっていた。
お金を払うのは当然なのに、少しだけ寂しくなった。
SEXの後は、なんだかよそよそしい態度になり(自分が)、会話もなく
ルミを待ち合わせしたコンビニへ送り、帰宅した。
自分の中の最大の目的を終えた、安堵感で緊張の糸が切れたようだ。
自身が思っていたセックスとはかなり違うものだったが、虚しさは無く、幸せに浸っていた。
帰宅後、ルミの中のぬくもりを思い、オナニーした。
出会い系PCMAXを使って、やっと思いで童貞を捨てた後も出会い系を継続。
多くの女性と出会い、中には処女の女性も。
さらには一夜限りではなく、彼女ができたり、セフレの関係になったり、
初めは割り切りでも、お互いのよければリピートしたり(お金は払ったw)
だけど、童貞を卒業させてくれたルミとは一度も連絡をせず。
僕のちっちゃなプライドだ。
僕は初体験を聞かれた時、
「コンビニで意気投合した女性とノリでやった。連絡先も知らないんだよね」と友人に言うようにしている。
「嘘っぽい」と信じてもらえないが、童貞じゃない僕にはどうでもいい。