「お会いできませんか」と私が51歳のとき、「ワクワクメール」にメッセージが届きました。
私はこの時地方に単身赴任中でした。そんなとき、隣の鹿児島県の女性聡子さん(見た目は40代後半、仮称)からのアポでした。顔者とかありませんでした。
彼女にどうして私を選んだかを尋ねたところ、検索条件にヒットしたとのことでした。
来週の土曜日に会えないかと尋ねられたので、その日は都合もよかったので会うことにしました。
会う場所は鹿児島県の曽木の滝の駐車場ということになりました。
私の家から高速をつかって1時間ぐらいのところでした。ネットで調べたら鹿児島では有名な滝でした。
土曜日になりました。お互いに車種、色、ナンバーを教えあっていたので、サクラではないという妙な自信もありました。
例え、サクラでも暇つぶしに観光にきて、美味しいもの食べて帰ろうと考えていたので、気楽に時間がくるのを待っていました。
定刻から10分ぐらいすると、私の車の横に停車してきた車があったので、もしやと思い車をみると彼女の車でした。
車から彼女は降りてきました。私も車を降りました。
見た感じは身長160㎝ぐらいで体型は普通、顔も普通でした。
言葉が鹿児島弁だったので、地元の人(鹿児島市内)でした。せっかくきたのですから、曽木の滝を眺めにいきました。
想像をはるかに上回る滝でした。彼女も初めて見るらしく、二人とも興奮していました。
マイナスイオンをたくさん浴びて、お互いに日ごろの疲れを癒しました。
今回、私にとっては珍しくエッチ目的ではなく、本当に観光目的でした。
そこから私の車で阿久根市にドライブにいきました。車中でいろいろな話をしました。
聡子さんは「熊本生まれの鹿児島育ち」で、「私と同じ仕事をしている」、「48歳で未婚」などの話をしました。
同じ業種なので、仕事の愚痴や悩み相談で盛り上がりました。話をしながら、彼女もエッチ目的ではなく、ストレス発散の時間を過ごしたいという事で、曽木の滝を待ち合わせ場所に選んだことが分かりました。
阿久根市の海岸沿いにある道の家で、海鮮丼定食をたべ、二人でボぼっーと海を眺めていました。
話も弾んであっという間に3時間たったので、違う道を通って曽木の滝へ戻りました。夕暮れの曽木の滝も素晴らしく先ほどとは違ってカップルでにぎわっていました。
その日は電話番号とアドレスを交換して別れました。
2週間後、鹿児島市内を案内してくれるという事だったので、私は新幹線で鹿児島に行きました。桜島や西郷隆盛の銅像、城山などを彼女が案内してくれました。
また、さつま揚げや黒豚のとんかつ、かき氷の白熊など食べました。彼女とは不思議とエッチする気ににはなれずに、接しました。
その3か月後、私が熊本市内を案内しました。彼女が生まれたという家にもつれていきましたが、今はマンションが建っていました。
彼女とは現在でも愚痴を聞いてもらったり、メールやLINEをしたりする仲です。
妻には大学の後輩というように伝えてあります。
ちなみ出会い系で出会った女性の中で、エッチな関係にならなかったのは聡子さんだけです。